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『ブロックチェーンの未来 金融・産業・社会はどう変わるのか』(日経新聞出版社)#00008

ブロックチェーンの未来 金融・産業・社会はどう変わるのか』(日経新聞出版社)

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こんにちは、マストモです。

 

2017年末、仮想通貨の相場が何倍にも膨れ上がった時期がありました。

僕もいくらか持っていて、

おおおおおおお!!

もっといけぇぇぇぇぇぇ!!

とか思っているうちに確定申告となり、

結局、利確しないまま塩漬け状態。

ちょっとでも利確しておけばよかったなーなんていまさらですが。

 

最近ではコインチェックNEM流出や、ついにZaifでも事件があり、

まだまだ不安要素ばかり感じてしまう仮想通貨。

その仮想通貨を支える技術がブロックチェーンです。

 

私、IT関連の仕事ではないので、こういうの全く素人。

今日の本は、「ブロックチェーンで今後未来の社会はどうなっちゃうの?」

「自分の仕事、医療をどう変えていくの?」

そんな疑問を解消したく、読んで見ました。

 

この本をお勧めしたい人

・仮想通貨を持っている、投資している人

ブロックチェーンによる未来がどうなるのか気になる人

・未来を空想したい人

・分散管理が社会にもたらす影響を知りたい人

など。

 

なお、ブロックチェーンの専門家ではないゆえ、そのへんの理解や説明が不適切な場合があります。

 

ブロックチェーンを利用したスマートコントラクトの普及によって、マッチングサイトや仲介機関が不要となることについて、

人間の購入であるがゆえに、スマートコントラクトで満足出来ず、仲介機関を通じた購入が優位性を発揮できる面は存在するだろう。

 

たとえば、部屋を借りる場合、駅からの距離とか値段とか客観的な条件だけで決められるならスマートコントラクトでもいいが、部屋の写真を見て、気に入った雰囲気の部屋にしたいという場合や、

商品を買う際も、値段だけでなく、生産者の顔や想いを考慮する場合はスマートコントラクトによる実行は困難になるんだそうだ。

 

この辺は、いくら技術が進んでも、人間が決めることだから、その辺の、論理的に説明できない人間の感情的な

部分が関わってきて、IT技術ではどうにもならない、「神の領域」みないなものなのだろうか。

 

また、本書の後半ではIT先進国エストニアについて紹介されています。

私の関係する医療の分野にも言及されていました。

 

E-healthの導入により病院の待ち時間3分の一に短縮。処方箋の99%が電子化

 

病院予約がオンラインなのはもちろん、患者のカルテ情報も国全体で共有かでき、患者の同意があれば、どの医師でもカルテの閲覧が可能。それによって、患者に不要な検査を繰り返すこともなくなっているとのこと。さらには処方箋も電子化されており、薬歴がデータベース化されて蓄積されるのはもちろん、患者がちゃんと薬を受け取ったのかも医師にフィードバックされるんだそう。

 

「監視社会だ」

「自由がなくなる」

などの批判も上がりそうですが、医療者としては是非とも導入したいところです。

 

薬局で「今日はどうしましたか?」と聞かれて、不快に思ったことありません?

あれ、医師の処方内容と、患者の病状とがちゃんとあっているのかを確認しているんですね。

医師もやはり人間なので、ミスをします。薬は数千種類あり、似たような名前がたくさんあり、名前が似ているけど、全く違う薬もあります。昔はそれによって間違った事故があり、最悪、死亡した事例もあります。なので、薬剤師はその齟齬がないかどうかを確認する必要があり、そのため、わざわざ処方箋を薬局に持っていくという方針になりました。(ご不便おかけします汗)

 

しかし、カルテを医療者で共有して見ることができれば、そのような質問をする必要もなく、より早く、より的確にお薬をお渡しすることが可能となります。

これは遅かれ早かれ実現することでしょう。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。

 

 

ブロックチェーンの未来 金融・産業・社会はどう変わるのか

ブロックチェーンの未来 金融・産業・社会はどう変わるのか