『東大読書』 西岡壱誠 著 #00002
いつもありがとうございます。
マストモです。
今日は読書法に関する本です。
量は質に転換する、とはよく言いますね。特に最初は量をこなすことに集中しろ! と。
とは言ってもやっぱり最初から質が高い越したことはないと思うわけですね。
読書に関してもそう。
少しでも質の高い読書をしていったほうが、後々いいと思いますね。
読書は、意識しないと、ただなんとなく読んでしまいます。
「なるほどなるほどー」
「そうなんだ! 」
と、筆者の言うことを鵜呑みにしてしまいがち。
読んだ後に、友達にその本について聞かれても、何も覚えていない。説明しようとしてもうまく伝えられない。
そうなってしまうと、せっかく時間もお金もかけて本を読んだのに無駄になってしまいますね。
なので、今回の本のように、読書法を学ぶことが必要です。
それではチェックしていきます。
『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』 西岡壱誠 著
東大生といえば、日本人なら一度は憧れたり、「すごい人なんだ」と印象を持ったことがあるはず。
この本では、
その東大生がもつ「地頭力」と「読み込む力」の2つの力、
それらを支える「読解力」「論理的思考力」「要約力」「客観的思考力」「応用力」の5つの力を身につける読書法を紹介してくれています。
詳細な読書法は本書をご覧いただくとして、
大まかなStepをここでは紹介しますね。
このStepを踏んで読むことで、さきの5つの力が身につくとのことです。
Step1 仮説作り 目標設定
Step2 取材読み 質問読み 追求読み
Step3 整理読み要約読み
Step4 検証読み パラレル読み クロス読み
Step5 議論読み
こうしてみると、なんだか難しそうにもおもいますが、
やはり、「目的を持って読み始める」というのはポイントになりそうですね。
続いて、
気づきを得られたところをピックアップします。
情報と知識は違う。
これと同じようなことが本の中で何度か繰り返し出てきます。
与えられた文章を前にして「そうなんだ」「そういうこともあるのだろう」とただ素直に受け入れているだけでは、何も理解できません。文字の羅列をみて、情報を得ているだけです。それだけでは何の役にも立たないんです。
はい、すみません。それはわたしのことです。
「インプット」を自分の知識にするのが「アウトプット」であり、
また「アウトプットしよう」と考えるからこそ「インプット」の質も高まる。
著者がアウトプットとして紹介しているのは140字の要約と、帯コメントを作ること。
要約というと、なんともハードルが高く感じてしまいますが、使える知識にするには必要ですね。
帯コメントというのも、面白いですね。たしかに、著者が言うように、内容を深く理解していないと書けないですね。
アウトプット、頑張ります。
ちなみに、私が考えた帯コメントはこちら。
「人生を圧倒的プラスに変える読書法」
初めて作りましたが、いかがでしょう?笑
読まず嫌いチェック表
あと、私が参考になったのは、
東大流「読むべき本」の探し方。
私は、本を選ぶとき、心に選んでもらってます。
本を見つけたとき、
タイトルを読んだとき、
ふと目にとまったとき、
本を手に取ったとき、
自分が読むべき本なら心拍数があがったり、ワクワクしてしまいます。
無意識のところで体が本に反応するんです。
そうなった本しか読んでません。
この選び方の良いところは、本からの吸収効率がいいところ。例えるなら、乾いたスポンジが水を吸うような感じです。集中力が増し、楽しい気持ちで一気に読めます。義務感も感じないので、それだけでも楽だと思うのでおススメです。
ただ、この選び方の欠点は、自分の枠を出られない事。どうしても選ぶジャンルが偏ってしまいます。そこで必要となるのが、本書で紹介されている「読まず嫌いチェック表」です。
対立する項目の横軸と縦軸を作り、最近読んだ本をプロットしてみる。著者オススメは「過去・未来」と「文系・理系」の軸だそうです。歴史の本なら「過去で文系」、仮想通貨なら「未来で理系」でしょうか。
わたしは感覚的に動くタイプなので、理論的に出した本にワクワクはしなそうですが、
自分の世界をひろげることになるとは思うので、今度試してみようかと思います。
いかがでしたでしょうか?
やはり、ただ本を読むだでは時間がもったいないですし、せっかくなら知識にして、人生にプラスになったほうがいいですよね。
ただ闇雲に読破数を重ねるよりも、少し読書の質を変えて、その上で多読をするのがいいのかもしれません。
参考になれば幸いです。
では、また。